モノづくりの町東大阪で熱処理工程のある切削加工を得意とする技術集団『切削達人』代表の永田弘です。
いよいよ4年に一度のオリンピックが開幕しましたね!
日頃、目にする機会の少ないスポーツも観れたりするので寝不足の日々を過ごしています。
今回この通信紙を書いている時に衝撃だったのが、勝って当たり前!勝つことを宿命づけられた 柔道・阿部詩選手のまさかの敗北、号泣する姿には、胸が詰まり私も涙しました。。。

競技は違いますが、私も小学校6年間、高校3年間剣道をしていました!
とくに高校3年間は寮生活だったのもありますが、剣道に打ち込みました。
月曜日から金曜日まで、放課後急いで体育館に向かい練習をし、その後30分でお風呂と食事を済ませ、 またまた学校に戻って塾代わりの夜間学習2時間というのが日常でした。
そして、土曜日も放課後みっちり練習をし、自宅に帰ってまた翌日も対外試合という大変な3年間でした!
なかなかレギュラーになれず悔しい日々でしたが、3年生になって初めてレギュラーに選ばれた時の 嬉しさは今でも忘れられません。
そして、高校最後の試合。
相手は何度も練習試合で対戦し、お互いのことを知り尽くしています。
両者互いに譲らぬ一進一退の攻防戦でしたが、一瞬相手のスキがうまれたので飛び込みました!
『1本!』・・・私の3年間打ち込んだ剣道が終わりを迎えました。。。
私は今まで監督から学んできた技ではなく、実践で全く使ったことのない技を出そうとして 負けたのです。
理由はひとつ!技が決まったらめっちゃカッコイイと思ったから...(笑)
確実に学んできたことを出せば勝てる試合でした。
試合後、悔しく、情けなくて涙を流す私に監督は言いました。
『永田、練習は裏切らへんで!』 この言葉は、今でも私の胸に深く刻まれています。
むちゃくちゃしんどかった体験や経験を積み重ねて今があるのに、ちょっとした気のゆるみや 判断ミス、行動で取り返しのつかない結果につながることがある。
客観的に見た自分自身は、ついジャンプしたくなる性格です。
今までの体験と経験を大切にし たまに背伸びすることもあっても良いとは思うけど、地に足付けて着実に目の前の事柄に対処するように 心掛けていますが、これがなかなか難しい。。。
今回改めて、オリンピックを観戦しながら、当時学んだ教訓が蘇ってきました!
詩選手は、私とは比べものにならないくらいがむしゃらに柔道に打ち込んできたからの号泣だったと 思います。
周りは騒いでいますが、私はとても感動しました。4年後、再びあの笑顔を見たいです!